「かわいい女の子の顔までは描けたぞ!でも、手や脚をうまく描けない…」と、途中で挫折してしまう人も多いのでは?
「ところどころ、なんとかごまかしながらでも描ききることが大切です。描けない部分さえうまくごまかせば、絵は必ず最後まで描ききることができますよ」
と話すのは、『ゼロの使い魔』の挿絵でも有名なイラストレーター・兎塚エイジさん。さっそく兎塚さんに「かわいい女の子を最後まで描ききるコツ」を教えてもらいました!
かわいい女の子を最後まで描ききるコツ
その1:足元はふわっとしたスカートでごまかそう
「上目遣いをしている女の子」の構図は鉄板中の鉄板!
でも、女の子を上からみたときの「脚」がどうなっているのか…わかりづらいし描きにくいですよね。そんなときは、ふわっとしたスカートなどで足元をごまかすのがいいそうです。
「イラスト例のように、特に俯瞰してみた足元は描くのが難しいです。スカート以外でも、膝にブランケットやカバンなどをのせてみるなど、ごまかす方法はほかにもあります」(兎塚)
その2:手元は洋服や手袋でごまかそう
手も大事な「かわいい要素」の一つ。しかし、足元と同様、手指も描くのが難しい…!ならば「その1」と同じく、手も隠してしまいましょう。
「洋服や手袋で隠すのが難しければ、仕草やポーズなどで意図的に隠すのもアリですよ!」(兎塚)
その3:ふんわりした服装で全身をごまかそう
手足のみならず、全身を描くこと自体が難しいと思う人もいるようです。
「僕自身、ときどき“体部分描くのが難しいなぁ”と思ったら、ふわっとした服装でごまかしたりします(笑)。ほかにも、パーカーのフード部分で首もとを隠したり、帽子で髪型をごまかすなどもできるのでいろいろ試してみてください」(兎塚)
描けないところは“ごまかそう”!
「難しくて描けない…」と悩むよりも「どうやって最後まで描ききろう?」と考えてみましょう!
「“ごまかす”というと後ろ向きな印象がありますが、描けないで挫折するよりもごまかしながらでも描ききることが大切です。ごまかしている部分は、今すぐ描けなくてもいいのです。ゆっくりでもいいので描けるようになるための努力を積み重ねていけばいいのだと思います」(兎塚)
おわりに
「描くのが難しい部分はごまかしてもいい」と言ってもらえると、なんだかほっとしますよね。
紹介したコツをヒントに、心置きなく「かわいい女の子」を描いてください!
(illust by 兎塚エイジ)